<質問>
36ページのガモフの問題についてですが,別に複素平面を使わなくても,通常の実数のX軸・Y軸の平面で解けると思うのですが。

東京都文京区,T.Y.さん
10月30日質問受付
<回答>
「ガモフの問題」については,同様のご質問を複数の方から頂きました。
 結論からいえば,ご指摘の通り,ガモフの問題は,複素平面や虚数を考えなくても,通常の実数のXY平面を使ってとくことが可能です。
 記事中で紹介した問題は,もともとは,ジョージ・ガモフが著書『1,2,3…無限大』の中で取り上げたものです。ガモフは,この問題にある「90度の方向転換」という操作を「虚数i(あるいは−i)のかけ算」に置きかえてとくという方法を紹介しました。ガモフは,虚数(複素数)を使ったこの解法を紹介することで,虚数iのかけ算が「複素平面上の90度回転」に対応しているということを,読者に印象づけようとしたのでしょう。
 ただし,ガモフの解法は,「この方法でなければとけない」というような,唯一無二の解法なのではありません。「90度の方向転換」という操作は,「虚数iのかけ算」ではなく,「通常のXY座標を使った計算」によっても置きかえることは可能です。実は,複素数のかけ算を使ってとくことのできるすべての問題は,回転という操作を通常のXY座標の言葉に翻訳してしまえば,複素数や複素平面を使わなくてもとくことができるのです。
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